ある意味エイプリルフールにふさわしい、なんともホノボノ系な馬鹿話である。なんといっても、月が人格(いや月格か?)持ってるんだもんね。あ、池も。ブースカって、こういう無機物が意思を持ってたりする話が多いよなぁ。1円玉とかも冷蔵庫とかもそうだし。そういったファンタジーなテイストと、一応科学的(らしい?)な発明品とが同居しているのが、このブースカワールドなのだよね。最近の子供って、こういうの受け入れてくれるのだろうか?ワタシたちにとっては、非常に懐かしい雰囲気なのだけれど…。発明品を嬉々として繰り出す大作パパは、ホリイ隊員そのものですな。
で、お月様が卵パックするために、世界中の卵を取っちゃうという奇想天外なお話なのだが、例によってブースカの活躍によって、卵はすべて帰ってくる。ブースカも卵入りラーメンを食べられてめでたしめでたし。なのだが…実はこの後続く謎の卵シリーズの導入話だったのだ、今回は。
しかし、ゲンツキさん、生卵の一気飲みはいかがなもの?(笑)。観てるこっちもちょっと…。
なるほど、タイムトラベルものならではのネタですな、今回は。西暦3000年の未来の世界では、21世紀を代表する超有名な巨匠になっている画家も、この西暦2000年の現代ではただの貧乏画家というわけで。そこに目をつけるとは、リラもなかなかのもの。しかもナボコフまでたらしこんで、なかなかの蓮っ葉な悪女ぶりである。
その画家を囮にするため、絵のモデルになることを承諾したユウリであるが、それは彼の心を傷つけることになるとは思いも寄らなかったようだ。任務優先でクールなイメージのユウリだが、それは過去の心の傷を引きずっているためか。竜也の言葉で目覚めたかに見えたユウリだが、どうやら男女間の気持ちには全く疎いらしい…。いい子なのにねー。
リラVSタイムイエロー、女の闘いもよかったすね。
そして兄と妹はさらに分かり合うために話し合う。兄は妹に言う。誰かの笑顔を見たいためにやっていること、それはお前も俺も同じだと。かくして兄が戦いに赴く。妹もまた、保母としての職務を果たす。戦うことと育て慈しむこと。その行為に大きな隔たりはあるのだが、同じく誰かの笑顔を見たいがための義務を果たす二人である。その姿は、ともに美しいのだ…。
さて、イカ怪人(でいいのか?(;^^)名前難しくて覚えにくいし)が強いわけで、なかなか苦戦するクウガだが、なんと特訓の末に相手を倒すヒントを得る。特訓つっても、昔のライダーみたいなベタな奴じゃないけどね。それでも一条と雄介の凛々しい剣道着姿にクラクラきたお嬢さん方も決して少なくはないはずだ。
桜子の古代文字の解析の結果、クウガにはまだ他のフォームがあることが分かっている。それを活かすための一条との特訓。そして、一方でメ・ギイガ・ギの弱点が腹の孔にあることを突き止める科捜研のひかり。これらさまざまな人たちのバックアップを受けて戦う雄介の姿に、孤独感や悲壮感はない。ただ、自分の身を他の人々の笑顔に捧げるという自己犠牲の姿があるだけだ。そして、それはとても自然な姿である。
一方で警察も手をこまねいてはいない。ついに怪人たちのアジトを突き止めて突入を図る。しかしながら、一瞬の差で彼らを逃してしまう。ミカド号という尊い犠牲まで出しながら…。だが、これはただ、人間はやられるだけでなく、クウガとともみな戦っていることを示している。希望のある、人間の描かれ方だと思う。
そして、ついに登場のタイタンフォーム。最初からタイタンフォームでの変身だった。これはもう、気持ちが集中してたからなのかな?そして、そのソードに変わるのが、バトルチェイサーのアクセルグリップ。これを握ると、ソードに変形する。あ、ホントは長いものならなんでもいいのかなぁ?それだとドラゴンフォームといっしょになっちゃうのか。なるほど、切り裂くものの象徴として、バイクのアクセルなのね…。
前回お月様から返してもらった卵。その中に混ざっていた、謎の巨大卵は何?恐竜か巨大カブトムシか?はたまたお色気たっぷりのバニーガールか?ブースカは弟が生まれるのではないかとはしゃぐわけで。もちろん我々世代のファンにとって、ブースカの弟といえばチャメゴン。ついにチャメゴンが登場なのか?って期待も高まるところだ。でもブースカの空想に登場する弟は、ブースカとうりふたつなのね…。
ということで、卵が孵ったら何が生まれるにせよ金がかかるだろうというわけで、バラサカンパニーを設立して金儲けに走る雄作たちなのである。ゲンツキさんとの友情までも無視して金儲けに走る雄作だが、そこはそれ、例によってブースカの優しさが雄作たちの気持ちを変えるのだよね。
しかし、ゲンツキさんはいいよね。こういう優しいお兄さんが近所にいるっていうのはね。子供の頃には、近所のちょっと年上のお兄さんっていたよなぁ…。これまた懐かしいテイストで。
ドルネロの幼馴染の悪徳警官が解凍された。そのアーノルド・Kの態度に、ギエンとリラは面白くない。昔からの仲間のアーノルドを取るか、今、金と欲でつながっているギエンとリラを取るか。ドルネロの憂鬱というわけである。このドルネロ、見た目も愛嬌あるが、普段も模型組み立てたりしてなかなか憎めない奴だわ。なんつうか、戦隊の敵の中でも“おふざけ系”である。一応、みんな死刑囚なんだ、ホントは怖い奴らなんだけどねー。まぁ、マフィアだから、ファミリーとしてはよくまとまっているというか。
結局、アーノルドをはめたのはドルネロである。過去の友情よりも今の利益を選ぶドルネロのずる賢さはいいよねー。もちろん、殺されるよりはタイムレンジャーによって圧縮冷凍されるという結末を迎えさせたのは、アーノルドに対するドルネロの、一抹の友情ゆえかもしれないねぇ。
唐突なラストのアヤセの体の変調は一体…?
五代雄介は約束を守る男である。それがどんな昔の約束であっても。また、どんなささいな約束であっても。一度した約束は必ず守ろうとする、そんな男である。
10数年前に教師と交わした約束を果たす日。その日の訪れを雄介は心待ちにしていたのだ。その約束を果たすために出かける雄介である。だが、その約束の前に立ちはだかるのが、ズ・ザイン・ダである。比較的人間体での登場が多かったように思われるズ・ザイン・ダだが、ここに来てついに動く。次々に人を襲っていくズ・ザイン・ダ。それを阻止せんと追う一条と雄介。
どうやら恩師との約束に間に合いそうもないと悟った雄介は、桜子にかわりに約束の場所へ行って欲しいと電話する。唐突に山北まで行けっつうのもなかなかなかなか無理な話なんだが…。それでも雄介の頼みって断りにくいんだろうな、結局ひとりで約束の場所に向かう桜子である。その桜子が乗った東海道線には、恩師の神崎が乗り合わせていた…。この東海道線は、以前MAXが平塚に住んでる頃、通学や通勤に使ってた電車なんだよねー。なんか懐かしくて嬉しかったです。
一方、ズ・ザイン・ダを発見、戦いを挑む雄介。だが、変身する間もなく、人間体のズ・ザイン・ダに痛めつけられてしまうのだ。うーん、さすがに生身では勝てんのね。しかも、相手はズ・ザイン・ダである。人間体でも十分に強そうだからねぇ。実際、ここの殺陣は大変だったみたい。ズ・ザイン・ダ役は現役プロレスラー俳優。それと絡まなきゃいけないオダギリくんは、決して逞しいタイプじゃないもんねー。投げ飛ばされるわ、跳ね飛ばされるわ。特にスタントインを使ってるわけじゃないみたいだからね、オダギリくんはボロボロになったみたい。でもその甲斐あって、このバトルシーンは迫力満点ね。
ズ・ザイン・ダの一瞬の隙を突いて変身したクウガだが、変身後も苦しい戦いが続く。まんと、マイティキックが通用しないのだ。必殺技をも跳ね返すズ・ザイン・ダ、逆にその角で体を貫かれんとするクウガの運命やいかに?
謎の卵の話はまだ続く。なにやら不思議な力も持っていそうな卵。金を食うのかな?ってところに、ワタシお気に入りのキャラクター、松戸最円の登場である。スパイアニマルが大流行してすっかり大金持ちになった最円である。随分と金回りはよさそうなのだが、そこは松戸最円らしく意地悪しにやってくるわけで。
例によって例のごとく、松戸最円の暴走ぶりは見てて楽しいのだ。ああいう小ネタって、赤星さんのアドリブなのかなー。凸丸、凹丸の息もぴったりだし。いやー、なんとも松戸が出る回は面白いのだよ。
さらに日八樫さん(あー、もう何番目の兄弟だかわからん)もますます暴走してるのね。大滝さん絶好調って感じで。さすがにムナカタリーダーの面影は微塵もないわな(笑)。
財産を一切合財謎の謎の卵に食われてしまった最円だが、その奪回はできないわけで。今回に限っては、最円悪くないような気もするけどさ…。不憫な奴(笑)。
なんと、アヤセが不治の病にかかっていたとは。10話にしてハードな展開となってきましたなー、なんとも。1〜2年の命だそうで、彼のクールさはそういうところから来てるのね。そういやタイムレンジャーの面々って、みなトラウマがあるわけですな。竜也にしても、“家”から逃げ出してきた身だし。ユウリもドモンもシオンもね。だからこそ、自分の運命を掴むための闘いをしているというわけか。
そんな思い十字架を背負ったアヤセの気持ちに火を灯したのは、実は第一話の竜也の言葉だったわけね。ふむふむ、すべては竜也と未来人が出会ったときから、始まってるわけだ。そして、その結果として西暦3000年の未来があるというわけで。すでに西暦2000年での闘いが歴史としてあった上で、あの4人を過去に送り出したものがいるということになるよね…。ま、この辺は最終回までのお楽しみか。
窮地に陥った竜也たちを救うのが、シオンが立て替えた携帯電話料金ていうのも洒落が利いてていいじゃないの。
クウガの危機を救ったのは、未確認生命体であった。しかし、これはグロンギ達の仲間割れ。どうやらズ・ザイン・ダの暴走らしい。マイティキックが利かない相手に対してどう戦うか。またしても雄介の特訓である。雄介の107番目の特技を応用って…前転宙返りが2000の特技のうちのひとつなのかぁ。V3の“23のひみつ”に比べたら、ちょっとヘボいかもしれん。とにかく、キックに勢いをつけるために、ジャンプ、宙返りの特訓を近所の公園でやっちゃうのね…。なんかフレンドリーかも。おやっさんは手伝ってくれんし。
一方桜子は、約束の小学校へ行く途中で乗り合わせた男性が当の神埼先生であることを知る。もう封鎖され、取り壊しを待つ小学校。その教室で来ないかも知れない雄介を待つ二人。神埼はその心情を桜子に吐露する。たまたま卒業アルバムを見なければ、今日ここに来る約束を忘れていたこと。雄介は昔から雄介であったこと。その雄介が約束を守りここに来てくれたら、教師を続ける。さもなければ、辞めようと願掛けしていたこと…。雄介という特別な生徒に、自分の教師としての生き方が正しいものかどうか、その判断をゆだねたことになったわけだ。これもまた、神崎なりの戦いと言えよ。それは雄介のグロンギとの戦いと等しく語られるべきものである。
雄介がそのジャンプに手応えを感じた頃、一条はズ・ザイン・ダをおびきよせていた。その現場に駆けつける雄介。クウガとズ・ザイン・ダの必死のリターンマッチが開始される。その結末は、より威力を増したクウガのマイティキックの勝利である。
雄介のサムズアップ。それは神崎が彼に教えたことだった。父親を失った彼を励ますため、人から称えられる男になれと、サムズアップを示した神崎。それを桜子に見せられて、自分の教育が間違っていなかったことを確信した神崎は涙するのだった。もう、子供番組の域を越えたドラマである。本当にきちんと人間ドラマを描いているよなぁ、このクウガって番組は。ホントに素晴らしいよ。
すっかり暗くなった中を帰らんとする桜子と神埼。そこへバイクのヘッドライトが。そう、雄介は必ず約束を守るのだ…。
謎の卵の話はまだまだ続く。金を食う卵だが、今度はしゃべり空をも飛ぶ。卵の正体が善いものではないのではと疑い始めた雄作たちに取られるんじゃないかと、ブースカは卵を持って逃げるのだった。(あー、わかりにくい文章…)
ってことで、卵をめぐる騒動なんだよね、まだまだ。そして、卵もまたその正体をあらわすわけで。ブースカの弟なんかじゃなかったとは。もう、ブースカの気持ち、傷つけられたって感じですなー。かわいそうに…。結構嫌な奴なのよね、この卵の言動見ると。うーむ。
しかし、引っ張るこの卵騒動だが、ついに卵が孵るのだ。みんなの前にその姿をあらわした卵の正体はいったい何?うん?チャメゴンじゃないのね?新たな快獣の気配が…。
前々回にちょっとだけ出た女性カメラマンがまたも登場。彼女の所為で、ピンチに陥るタイムレンジャーである。カメラマンが自分のトクダネを撮りたいがために、自分以外のことを省みない行動に出てしまったということだ。こういう自分勝手な行動をしちゃいけないよという、ためになる教訓がふくまれているわけだよね。わかりやすさが戦隊シリーズの信条だし。
タイムイエローに元気付けてもらう彼女、すっかりイエローに憧れてしまうわけだな。そしてその素顔は…というとアヤセと間違えちゃってて。まー、そりゃドモンよりもアヤセだわなー、へへへ。やっぱそーゆーネタで落とすわけね。うん、可笑しいわ。
おっ、オープニング変わりましたな。何やら新マシンの姿が…。って、CMでは完全デビューしております。
今回から井上敏樹氏が参加。井上氏っつーと、「ジェットマン」とか「シャンゼリオン」ですなー。一風変わった感じの作品が多いと思うんだけどね。ただ、若者達のリアルな生活感を特撮ヒーロー番組に持ち込むということをやってる人だよね。だから、このクウガの世界観を広げるにはよい人材かと。今回のエピソードも、その井上さんの持ち味がよく活かされてると思うんだけどさ。
メ・ビラン・ギの水上バスでの虐殺シーンはなかなか怖いねー。なんつうか、普通の人々を淡々と血祭りにあげていくメ・ビラン・ギがねー。怖いよね。口の周りに血がついてるとこなんかもさ。あいつは人を食うってことかな…。血が好きという描写は、その後の工事現場でも。釣り人を襲おうとしたメ・ビラン・ギが、工事現場の作業員が流した血に反応して、すぐそっちに行くというとこね。ま、ピラニアそのものということだけど。リアルに人を食いそうで、なかなかにイヤーンな感じの怪人だわ。
で、ついに未確認生物と思われる人物を捕獲。かと思ったら、自分で言ってるだけ。刺青もあるんだけど、検査の結果は人間。だが、重病に体を冒されているらしい。なぜ、彼は自分が未確認だと言ったのか。人間が劣っていると、何故言えるのか。その言動には、心に傷を負った男の悲しみが隠されているのではないだろうか?
一体、この男の正体は…。
なんと言っても菅野美穂ショーだよ、これは。今やジャンル女優の横綱ですな、菅野美穂は。(ちなみに大関が佐伯日菜子、関脇が三輪ひとみだと思うわ)なんだかわかんないけど、不気味なのよ、富江って。最初は生首だけだし。だんだん大きくなっても、なかなかその顔は見せてくれないし。男達を狂わせる存在なんだけど、具体的に何しているのかよくわかんないしね。でもね、菅野美穂が顔見世してからの富江はもーすごい。彼女の狂気の芝居が炸裂してますなー。
ホラー映画としては怖くないのよ。スプラッター描写も少ないし。ショッカーシーンもほとんどないんだよね。首切りシーンはただ、とにかくなんだかわからない存在の富江の不気味さで持っていってるわけだ。まー、化け物だけどね、首切っても、新しいの生えてくるんだもん。でも、怖くはないね。
菅野美穂は、魔性の女を嬉々として演じてますな。あの人って、決して美人じゃないんだけど、なんかこー、そそるものがあるんだよね、確かに。ワタシは好きです。映画「エコエコアザラク」の時から。
でもね、ラストシーンはイヤーンですな。後味ワルいーって。
「富江」 99 大映 監督・脚本:及川中 出演:中村麻美、菅野美穂、洞口依子、田中トモロヲ、草野康太 他
ついについに、卵から新キャラが登場なのだ。いやー、ここまでずいぶんと引っ張ったわなー。なんと、快獣が誕生なのである。名前はカモスケ。うーん、どうだろ…なんかイマイチ可愛くないような気もしちゃったり。しかし、このカラーリングはチャメゴンと同じだね。性格は全然違うかもしれないけどさ。
さて、このカモスケ、外見とは違って随分とひどい奴みたいで。よりによって、松土最円と手を組んでしまったのだよ。ブースカの弟どころか、ブースカのライバルとなってしまったわけですな、カモスケは。これからどういう関係になっていくのか、うまいことストーリーのうねりを出してくれるといいよね。
シオンのメインエピソードである。このシオンって子は宇宙人って言うわけで、一風代わった雰囲気をもっててなかなかいい感じ。ちょっと自閉気味かなぁって気もするし。しかも「激走戦隊カーレンジャー」のブルーレーサー以来の敬語で話すキャラだったりしてね。面白いのだよ。
その宇宙人のシオンの、やはり20世紀の地球に隠れ住む宇宙人であるアルゴとの交流を描いたちょっとほろ苦系のエピソードなのよね。だけどさ、同じ宇宙人同士っていう台詞、なんか変な感じ。宇宙人って言うのは、あくまでも地球人から見た立場であって、自分で自分のこと宇宙人って言わないだろ、ふつー。でも、昔モロボシ・ダンも宇宙人同士の約束してたけど(笑)
そーいや、シオンの髪の色がおとなしくなってる。よくみると、変身シーンも変わってるねぇ。やっぱ青とか紫じゃ問題あったのかなぁ、PTA的に。
と、いうことで未確認にある種の共感を抱く蝶野を中心に据えたエピソードの後編。
病に蝕まれ、人間を嫌悪する蝶野。その閉ざされた心は五代雄介の言葉によっても、簡単には開かない。この蝶野という男に、今の閉塞間に悩む若者たちの姿がどうしてもオーバーラップしてしまう。無気力で、目標も無く、人を憎んで生きている人々。五代雄介の生き方とは全く正反対のものだ。
その蝶野が自らの身を、仲間と信じる未確認生物メ・ビラン・ギの前に投げ出した時、彼の信じていたものはあっさりと打ち砕かれた。メ・ビラン・ギからすれば、蝶野は単なる獲物のひとりにしかすぎないのだ。それを思い知らされた蝶野、そして、自分を危機一髪のところで助けてくれた未確認が雄介であることを知った蝶野。彼の価値観の崩壊は、新しい希望の未来に塗りかえることができるのか?それは、雄介の明るさに接することで、徐々に変わっていくのだと信じたいところである。そんなポジティブな考え方を示してくれるのが、この番組のよいところである。
この雄介と蝶野のエピソードを軸にしながらも、ヒーロー番組としての見せ場も充分に用意されているところがスゴイね。メ・ビラン・ギとクウガの水中戦は迫力あり。スムーズなタイプチェンジがかっこいいのよ。水場での戦いは、やはり水の竜が強いのだ。
もちろん、ずっと引っ張ってきてるトライゴウラムの謎もちゃんとフォローされてるしね。こちらは次回で明らかになるみたいで。楽しみは続くのだ。