ま、またしてもカモスケ…。つうかジャスミン姉妹のワガママに端を発する騒動がカモスケからブースカたちを巻き込んでいって、でもってまたジャスミン姉妹に戻るってっ展開は面白いっす。
カモスケの迫真の演技に見てるこちらまでだまされちゃって、で、エンディングテーマまで流れちゃって…って思いきや実は…。うーん、やられたかな、これは(^^;)笑いましたぜ。でも、子供たちのやさしい心には偽りはないし、あくまでもピュアなブースカはいいじゃないの。
で、結局ジャスミン姉妹の見たピカ丸はカモスケだったの…?
ついに死に至ってしまう雄介。しかし、深い喪失感に包まれる一条刑事とは裏腹に、桜子もみのりも雄介の復活を信じるのだ。あの雄介が死ぬはずない。雄介の笑顔は決して人を裏切ったことがない。
だが、クウガのいない世界では、グロンギは思う存分殺戮を繰り返すことができる。メ・ギノガ・デの胞子の前に次々に倒れていく人々。彼らを救うものは今はない。が、それでも一条たちは自分達にできることを懸命にやらねばならない。4号がいてもいなくても、その気持ちは同じなのだ。
霊石の力で甦ったクウガ。その力はまだ弱く、白いグローイングフォームでの復活である。このあたり、よくわかってるという感じ。また、そのキック力もまだ回復していない。2度、3度。渾身のキックでメ・ギノガ・デをついに倒す。このあたりよくわかってるって感じ。
「遅いぞ、五代雄介!」このセリフに込められた一条の気持ちがなんともうれしい。
クウガに出てくるキャラクターは、皆前向きで冷静である。もちろん、東映作品らしいリアリティを感じさせるキャラクターであるのだが、ちょっと優等生過ぎる感もなくはない。円谷作品に登場するキャラクターは、どちらかというと人はこうあるべきという理想を描いていると思う。それに対してクウガのキャラはよりリアルである。それだけに、雄介の死をあまりにも冷静に受け止める人々は、ちょっと描写に違和感を感じたのも確か。だが、それも雄介というキャラによって変えられた結果、「信じる」ようになったと観るべきなのだろう。
このキャラクター達の今後をさらに見守っていきたいものである。
パックといえば「真夏の夜の夢」。そのイタズラ好きの妖精パックが、夢町の近くに住んでいたとは…。ということで「スタンド・バイ・ミー」+「真夏の夜の夢」みたいな話。
パックに思い出を盗られてしまったブースカ、どんどん忘れていってしまう。ついには仲良しのみんなの名前までも…。しかし、それを取り返す旅に出る少年たち。少女たちも懸命に祈る。
ブースカのやさしさはパックの心をも動かし、ブースカは記憶を取り戻す。そして、パックも自分だけの思い出を手に入れることができる。平成ブースカのキャラクターが最大限に出表現されているんじゃないのかな、これって。
記憶を失ってもブースカの純真さやピュアなやさしさはまったく変わらない。ブースカもまた、子供の頃に空想の世界に住んでいた妖精なのかもしれない。
ちょっと勇作くんが大人すぎるような気もするが、まぁいいか。ブースカとの対比を描くため、かな。
たまたま運転代行で行った先でロンダーズの事件に巻き込まれるアヤセも、つくづくついていない男である。しかも持病まであるんだし…。そんなアヤセを気遣う竜也。今回もこの二人の友情エピソードね。
たまたま行った先が実は浅見系列の研究所で、なにやらロンダーズが狙う研究をしているというのもすごい偶然なんだけど。ま、そこはそれ。なんとかロンダーズを倒すタイムレンジャーであったが、肝心のλ2000はギエンに持ってかれちゃうんですなー。
謎その一、果たしてギエンの目的は?。謎その二、研究所に格納されている巨大メカの正体は?謎その三、30世紀の世界にある謎のメカは?…。うーん、パラドックスなく見せてほしいいなぁ…。
右田さんはこれからも出るのかな、やっぱ。
大きな危機を乗り越えて復活した雄介。その笑顔は行く先々で人々を笑顔に変えていく。椿も、桜子も、おやっさんも、みのりも、榎田も。そして、その笑顔の影響を一番受けているのが一条なのだろう。
雄介と行動を共にすることによって、幾多の危機はあったけれど、それをつねに笑顔と共に乗り越えてきた。それを実体験しているわけだから。雄介が人々にもたらす効果をもっとも実感し、最も雄介を認めてるのが、一条なのだ。もちろん、自分もまた、その雄介の影響を受けているわけだが。
こうして考えてみると、雄介はアトランダムに選ばれた戦士ではない。なるべくしてなった存在ということなのかもしれない。人に幸福をもたらす存在が正義の戦士なのだから。
そんなのほほんとした雄介たちの行動とはうらはらに、グロンギも暗躍する。倒したはずのギノガが変異体として復活、人々を恐怖に陥れる。
ギノガが腕から成長していく過程は、かなりグロかったけどね、大丈夫かな…、抗議とかこないだろうかといらぬ心配をしてしまう。ヘドラというかゴケミドロというか、人間モドキというか…。
ギノガ変異体出現の知らせを聞いて、すぐに飛び出す雄介である。トライチェイサーはマイナーチェンジされたのね、コンソール周りとかが。より、機能的になったということでしょう。ゴウラムの復活はまだだけれど、ギノガ変異体くらいならトライチェイサーで十分。というわけで、久々にトライアルアクションも冴えてましたです。
全体的には息抜き的なエピソードでしたな。でも、今後の謎の伏線などもありーので、ますます目が離せないクウガであります。
カモスケが夢町を破壊する?
って例によってブースカの勘違いでまたも巻き起こる騒動なのだな。金を貯めるために頑張るカモスケ。ゴージャス銀行前でのゴージャス姉妹とのやり取りが、なんとも可笑しかったですわ。
で、そのカモスケを阻まんとする雄作たち。なんだけど、カモスケの本当の目的を知るのね。でもって、謎の宇宙武器商人が間違えて持ってきちゃった都市破壊装置を宇宙空間にテレポートするために、せっかく貯めた金を使ってしまうカモスケなわけだ。うんうん、やっぱカモスケいい奴だったのね…なんというか、ちょいと泣かせるカモスケなのだ。これでカモスケにも落ちがついたということかな、最終回前で。
ついに最終回!
みんなの夢町が大ピンチ。ハイテクタウンに変えられちゃう。新市長の計画により遊び場がどんどんなくなっていく中で、ブースカ達の採った作戦は…。
新市長の楓、大作パパ、松土最円が同級生だったという新事実。特に、松土と大作が同級生だったというのは新事実やね。まぁ、いいか、最終回だし。
子供の頃の苦い思い出を良いものに変えるべく、雄作の発明で子供に戻る大人たち。缶蹴りに興じる楽しげな子供達と元子供達。ああいう遊び場が子供の頃にはたくさんあった。空き地、神社の境内、校庭、駄菓子屋、公園。そこで色んな遊びをしたものだ。もちろん、パソコンもない。ビデオもない。ゲーム機もない。だから、テレビを見るのも、外で遊ぶのも、とにかく真剣だったあの頃。今回のエピソードは、昔のブースカを見て育った世代にとっては、胸を打つ部分があったのではないかな?
あの頃のブースカはチャメゴンと一緒に遠いところに行ってしまった。でも、このブースカはどこにも行かない。いつまでも夢町で楽しい仲間と一緒に過ごしつづけるのだろう。またいつか、会えるといいね。
出ました新メカ。月下の騎士とはなかなかカッコいいサブタイトルがついてるけれど、そのメカもいけてるんじゃないの?タイムシャドウっていうのは、黒い戦士。子供はこういうダークなヒーロー好きだもんね。ウルトラマンアグルとかね。とはいえ、その出自や性能などについてはまだまだこれからね。それと、タイムシャドウを送り出す時間保護局の隊長も謎と言えば謎だ。
一方、20世紀の世界でも防衛兵器が作られていたとは。どっちかというと、この浅見グループが作ったRAIMEIのほうがカッコよく見えるんだけど…。ドリルメカだし。ま、多分この流れが30世紀の世界に影響を与えていくのでしょうな。
ところでタイムロボが前回の出撃でダメージを受けて来られないというのはおかしいよねぇ…。じっくり直してから送ればいいはずなんだけど…。時間ものやるなら、もうちょっと考えて欲しいなぁ。
なにやら怪しげな動きのグロンギである。彼らには彼らの社会や文化があって、ある一定のルールに従って行動している。その概要についてはまだ明らかにされていない。それだけに、何をやりたいのかわからないため、不気味さが強調されているわけだ。会話の多くはグロンギ語で交わされる。それゆえ、視聴者はそのニュアンスで彼らの動きを判断するしかないわけだ。それは確かにおもしろいんだけど、年少の視聴者にはちょっと大変かなぁって気も。我々の場合は、ネット上で翻訳を読めるからいいのだけれどね。
ゴオマの不思議な動き、バラのタトゥーの女(新コスチュームでますます美しいのだ)と会う謎の男。そして、なにやら気になる赤いマフラーの男の登場。こいつはなんとも思わせぶりな登場である。しかも赤いマフラーというところが気になるところだねぇ…。この赤いマフラーの男、バダーは一体何モノ?バッタ系怪人が再び登場か。これこそ真仮面ライダーだったりして…。元祖バッタ怪人ね。
一方でメ・ガルメ・レがゲームをまたも始める。なんせ相手は姿の見えない敵。次の犯行場所まで予告するという大胆なやつだが、一条たちは歯が立たないし、五代も間に合わない。間に合わないんだよね、今回は。そのかわり、たまたま空を飛んでいたゴオマに見つかり襲撃されてしまう。だが、ズ・ゴオマ・グは弱いのだよ。そこにバイクで現れる赤いマフラーの男。ゴオマの危機を救ったこいつ、一体何?