新キャラが登場である。それも北條の上司なのである。この司という男、なんだか北条のことは随分と買ってるようだし、北條も大きな信頼を置いているよう。だけど、なんか怪しい感じなんだよね、ううむ…。謎の人だわ。しかも、この司がやってきて、ギルスの存在を突き止めていなかった小沢たちの補佐をすることに。つうか、実質的にG3ユニットは、司と北條に乗っ取られてしまうわけだよ。
ところで、相手のいない同棲生活をはじめた翔一君は、自立すべくパン屋でアルバイトである。この「花村ベーカリー」はピクルスサンドが店長のおすすめ。そして、このレシピだけは守りたいと、まだ働き出したばかりの翔一にレシピノートを託すのである。まるで自分が長くは生きられないことを知っているかのように…。さらに、このピクルスサンドは、司の無くなった妹の得意なメニューでもあったわけで。司と花村の関係は…?
案の定、花村は何者かに殺害されてしまう。そしてその死体は火を放たれる。ちょうどこの時期に出現しているアンノウン、ヒドロゾア・イグニオによる殺害方法が、火によって焼き尽くすというもの。これを模したわけだ。一体誰がこんなことを…。ってどう考えても怪しいのは司と北條じゃん(笑)。
アンノウン出現に、出動する氷川、そして北條と司。だが、G3がヒドロゾア・イグニオに苦戦する。当然のことながら、ここでアギト登場である。北條、司が見守る中、三つ巴の戦いが始まる…。
さてその頃、謎の青年は病室でつぶやいていた。「人が、人を殺してはならない」。その言葉は、そのままヒドロゾア・イグニオの口から発せられる…。おぉ、アンノウンは人語を話すことができるのか?衝撃を受ける人々。だが、その言葉の意味は…?北條と司に向かっていっているようなのだが…。
今回のアンノウン、ヒドロゾア・イグニオはなかなかいいデザイン。くらげがモチーフなんだけど、なんとなくハカイダーを思わせるような感じで。好きだなぁ。
なにやら、変な奴だね、新しいハイネスデュークのウラ。公家言葉を使うなかなかクラッシックな奴である。そのウラにお気にいられようと、色々と苦心惨憺のヤバイバとツエツエ。この二人の努力は、なんだか見ていて涙を誘うねぇ(笑)上司が変わると何かと大変なんだよなぁ…そんな中間管理職の悲哀を、確かに見事に表現してますな、この二人。いい感じでございます。
そんな中、強敵が出現。その名もロウキ。狼の鬼、ですな…。いやー、なんともこれがダークヒーローつうか悪そうでカッコよいねぇ。やはり、こういう強敵が出て来ないとダメですわ。しかも、ガオレンジャーには千年越しの恨みがあるとかで。今後の展開が楽しみなり。
亜紀もなかなかのプチ悪女ぶりを発揮しているみたいである。あなたの知りたいことを教える代わりに守ってくれと言った割には、助けてもらった後は、なかなか肝心なことは教えないと言う。男心を弄ぶ、なんともズルイ女だよなァ…。しかも、涼の目の前で翔一とラブラブモードかよ。そりゃ、涼だって老人化も進むってもんだ。いや、そんなことないか。(笑)
その亜紀のウソを見破った真魚であるが、その真魚の心のうちとは裏腹に、亜紀と一緒に住むと荷作りをはじめる翔一である。えぇ、だって一応子供も見てるのに、同棲だなんて…。翔一くんも朴念仁に見えて、実は結構大胆だったりするんだろうか。ああいう小さなアパートの部屋でふたりで暮らすのって、なんだかリアルな感じでそこはかとなくエロティックな感じがしてさ。昭和のポルノ映画みたいな…。って、ちょっとハナシが脱線しましたな。
そんな一方で、またもい亜紀は涼を部屋に引き入れたりしてさ。でもって、彼が意識を失ってる間には、彼がもうすぐ死ぬなんてコト電話で話しているし。いやー、なんだか怖い女だわ、亜紀さんは。涼も逃げ出すって。
でも、そんな涼を追って、ちょっといいムードに。なんだか色々とわけありにふたりだからね。惹かれあうものがあるんでしょうねー。もちろん、そこに現れたアンノウンにも、涼はギルスに変身して果敢と立ち向かうのである。ところが、である。
北條くん、やってくれるねー。アギト捕獲チームが亜紀を追ってたのだよね、亜紀はアンノウンに狙われてることがわかってるからね。で、アギトを狙ってたところに出てきたのが、見た事もないギルス。この際なんでもいいやってことで(笑)、ギルスを攻撃する北條たち。もちろん、ギルスも負けてません。しかし、その北條を救ったのはG3を装着した氷川である。、かくして、G3対ギルスの戦いが始まる。いやー、これはまた燃える展開だねー。G3にぼこぼこにやられてしまうギルス=涼は、いったいどうなるの…?
さて、一方アンノウンを追ったのはアギト。フレイムフォームでスケロス・ファルクスを真っ二つである。いやー、気持ちいいねー。
5人の窮地を救ったのはピヨちゃんね、やっぱり。凍りついたガオソウルも融けて、ガオレンジャー復活!である。さすがに今回は本気のシュテンはといえば、自らの刃で貫き巨大化するのだ。ガオマッスルも本気のシュテンには大苦戦。そこに現れるのが、ピヨちゃんの成長した姿、聖なる心臓が登場。なんと、生きているコクピッとなのかよ、おい。しかも、ガオマッスル、ガオキング両方にコンパチで合体できるとは…。恐るべし、ガオの力なり。なんか、くねくねと飛ぶ姿を見て「流星号」を思い出すのは、やはりお父さん、お母さん世代だろうなぁ…。
パワーアップしたガオレンジャーは、無事にシュテンを倒す。ツェツェもヤバイバも倒れた。ついに地球に平和が戻り、ガオレンジャーもまた普通の若者に戻るのかと思われたそのとき、新たなハイネスデュークが。所詮シュテンは、挿げ替え可能な中ボスなのね。でもって、今度の中ボスはウラという奴。なかなかの曲者のようだねぇ、これは。ツェツェとヤバイバも復活し、新たな戦いが始まるのでした…(マスオさんの声で読んでね)。
亜紀の行動がなんだかめちゃめちゃ。父親の手帳に名前が出ていたと言う理由で訪ねてきた涼を、なにも知らないと追い返し。買い物の途中で氷川を見かけたとたんに逃げ出すし。逃げる途中で出会った涼には、知りたいことを教える代わりに氷川を追い払えと言うし。そして、そこからも逃げ出し、最後には翔一に抱きついて、昔は恋人同士だったのだと告白。いやあ、女性は怖いね(笑)。
しかしこの亜紀、結構色々と秘密を知っているようで。あかつき号の乗客であったことは、ほぼ間違いないだろう。あかつき号の乗客たちは組織化?されていて、グループとしての意識に従って行動しているようである。そして彼らは翔一を監視するために亜紀を送り込んできたのだろう。
と、いうわけでいきなりの告白にびっくりの翔一。真魚に追い出された亜紀を想ってか物思いにふけるのだが、彼女の前にアンノウンが出現したことを察知するや、アギトとして現場に駆けつける。アギトに救われ、いったんはスケロス・ファルクスから逃れた亜紀だが、またも追いつかれてしまう。うーむ、遅いぞアギト。つうか、亜紀の足が早すぎ。またしてもピンチの亜紀の前に現れたのは...涼であった。亜紀の目の前でギルスに変身し、彼はスケロス・ファルクスに立ち向かっていく。いやー、かっこいいぞ、ギルス。野生の戦士ギルス、いいねぇ。
ガオソウルを浴びた卵から生まれたのは、ピヨちゃんだった。いや、これまたなんともあざといデザインだねぇ(笑)。どうみても、ぬいぐるみにしか見えなかったりするんだけどさ。このピヨちゃん、ガオの幼態だけあって、どんな姿に成長するのか。もちろん、このままでも結構強かったりするんだろうか。
さて、ついに決戦を仕掛けてきたシュテン。さすがにボスイキャラだけあって強いよねぇ。しかも巨大ブリーザーオルグによって、ガオソウルが凍りついてしまったパワーアニマル達。変身できない5人に大ピンチが迫るわけで。さすが、第1クール最終話だけあって、盛り上げる盛り上げる。ガオレンジャーの運命やいかにっ、て感じかな。
しかし、ブリーザーオルグ、唐突だなぁ。ホントはリフリジレーターオルグというのが正しいような気がするけど…。ま、いいかね。
てなわけで、体内の異物も消えて復活の翔一なのである。と言っても、別段普段とかわりはないのだがね。それがこの主人公のよいところか。
さて、今回から登場したのは、謎の家政婦、榊亜紀である。美杉教授が学会で留守の間に派遣されたと言うが、これがまたなんとも怪しい。いや、怪しすぎる(笑)もう、これでもかっていうほどね。でも風邪を引いて寝込んでしまった太一をうまくてなずけ、さらには疑うということをしない翔一にまで取り入ってしまい。とーぜん不機嫌になる真魚ちゃん。なんで彼女が不機嫌になるのか、そのあたりが理解できない翔一の朴念仁ぶりもまたほほえましかったりね。ヒーローものの主人公は朴念仁が基本だもんね。あ、もちろん真魚ちゃんは亜紀のことを怪しいとも思ってるわけだけれど。
そんな翔一は亜紀と何となくいいムードになっちゃったりして。仲良く買い物行ったりしてね。ところが、アンノウン出現で、翔一がいきなり去ってしまう。アギトに変身して戦う翔一を木陰から見つめる亜紀。にやりと笑う様はやっぱり怪しいよね。しかもその後部屋で一人誰かに電話で報告している様子。ううむ、いったい何者?そして、そこに涼が?
さて、今週の透くん、またも何やらたくらんでますな。懲りない人だ...
コピーオルグがまたいい感じの出来ですな。もう、見たまんまコピー機に角と手足がついているという…。前にも書いたかも知れんけど、ゴレンジャーの仮面怪人をちょっと思い出すデザインだね。もう、無理無理に怪人にしているというあの感覚。ちょっとレトロな雰囲気がまた良いのかも。
で、お話のほうもなかなかよかったねぇ。二人のホワイトが出てきて、どちらが本物なのかがわからなくなる。ディックの小説みたいなテイストもあったりして。ま、落ちとしては笑いどころに持っていったわけだけど、それもまたOKでしょう。
しかし、ガオの心臓、引っ張るねー。