亜紀がその力を使って人を殺すことを非難するあかつき号のメンバー、相良。亜紀はどうやら、死んだ(と彼女が勘違いしている)涼の敵討ちを行なっているようだ。だが、「力」をこんなことに使うべきではない。その報いはきっとある…。亜紀は既に敵討ちよりも、「力」の行使そのものに快感を得ているように見えるのだ。
前回亜紀に襲われて大変だった北條だが、この北條の護衛に付いたのが氷川である。水と油のこの二人、北條も氷川に護衛されてはさぞかしプライドも傷つくのではないだろうか?いや、そんなことないか。彼は何でも自分によかれと解釈できる、超ポジティブシンキングな人だったっけね。そんな北條をまたも亜紀が狙う。が、またまたアンノウン出現によって北條は助かるのだった。アンノウン様々だね、北条くん…。
亜紀と再会した翔一。逃げる亜紀は翔一が恋人だったといったのはウソだと告白。これはこれで翔一くんはショックだよねー。せっかくの記憶を取り戻す手がかりだと思ったのにさー。で、亜紀は涼の生存を聞かされて自分のアパートに翔一と共に戻る。そこで、実際に生きている涼を目にする亜紀は、またも逃げ出してしまう。こんどは涼がその後を追う。うぅ、なんだか落ち着かない女だねぇ、亜紀は。この亜紀のせいで周りの人々が結構振り回されてるよな、ホントに。なんつっか、プチ悪女なのだよね、この人は。
涼は共に生きていける相手として亜紀を選んだのに、復讐のため人を殺めてしまった亜紀はもう元には戻れないと…。涼も女運のない男である。これでシリーズ中2度振られたことになるか(笑)。
涼を守るために、再び北條を襲う亜紀。氷川の護衛も亜紀の「力」の前にはかなわない。だが、三度アンノウンが出現。ホントに北條は運のいい男だ…。アンノウン出現に翔一が現場に急ぐ。が、パンテラス・ルベオーと亜紀の間に立つのは…涼=ギルスであった。
逃げる亜紀だが、もう一体現れたアンノウン、パンテラス・マギストラにあっさりと喉を絞められ、翔一の目の前で絶命する。、パンテラス・マギストラを倒したアギトは、亜紀の体を抱き起こす。そこにパンテラス・ルベオーとの戦いを終えてやってきた涼。アギトが亜紀の命を奪ったものと勘違いし、ギルスとなってアギトに襲い掛かる。アギトとギルスの激しい戦い。その報を受けて、G3もが出動する…。
時計オルグってなんで股旅なのかわからん。時を旅するものだからか…。時間移動が自由にできるオルグって、ある意味最強なんじゃないの。やられる寸前にちょっと過去に戻ったりすればいいんだからさ。なんて、こういうツッコミは無しね。
で、原始時代で造形がイマイチの恐竜にあったり、日光江戸村で町方に追いかけられたりと、大変なガオレンジャーたち。そういや、これで1000年前に戻って、恨みを晴らしたほうが早くないか>ロウキ(笑)
ガオハンターはなんと、ガオエレファンととガオジュラフで武装攻撃である。かつて仲間だったパワーアニマルに攻撃される。これはガオレンにとっては大きなショックだよね…。ううむ、前途明るくないねぇ。
一人同棲生活中の翔一のところに、なだれ込んできた涼である。つうか、翔一ンちじゃんくて亜紀の部屋を訪ねたはずだったんだよね、涼としては。そりゃ、気が付いてみればビックリだよ。亜紀ちゃんがいるかと思えばそこには男。それもなぜか翔一がいるんだからねぇ。なんでよりによってこいつがいるんじゃって、なんともやり切れん思いだったはずだよね、涼はさ。せっかく夢の中では、亜紀と一緒に生きていけるかもしれないって、そんな希望で胸一杯だったはずなのにねぇ。
で、その涼に対して何者かが命令する。この不気味な声は一体誰なの?涼に何をさせようとしているのかな。
さて、病室の沢木と謎の青年である。沢木は問う。「なぜ、自分を選んだのか」と。すると青年は答える。「君が自らの手で、私の使徒たることを選んだのだよ。この世に出現した最初のアギトを殺すことによって…。」!!最初のアギトって何?誰のことだ?沢木が殺した?アギトを?ううむ…謎謎謎である。アギトっていうのは、いわゆる仮面ライダーではなくて、超能力者の最終形のことなんだろうか…。となると、殺された風谷教授が最初のアギトなのかもしれない…。風谷教授を殺したのは沢木なのかな…。
さらに、沢木は人が本来持ってはならない力を、青年から授けられる。つまり、これって…アギトってことになるのだろうか?力を解放された沢木はいったいどのような存在となっていくのだろうか。部屋を出て行く沢木を見送る謎の青年の瞳には涙が。この涙は一体何を意味するのだろうか?
亜紀はあかつき号の仲間ともにいた。謎の男女である。彼らも世間から隠れるように生活しているようである。アギト捕獲作戦のデータをハックする彼ら。そのデータを受け取った亜紀。亜紀は超能力を目覚めさせたようである。その亜紀に接触してくるのが、禁断の力を手に入れた沢木である。彼は亜紀の力の覚醒をさらに早めるのだった。沢木はどんな目的のために行動しているのか。謎はいっそう深まるばかりである。
そして、亜紀は暴走し始める。アギト捕獲作戦のメンバー達を次々に襲っていく亜紀。その殺害方法は、風谷教授のケースと酷似していた。となると、風谷教授を殺害した犯人は、やはり沢木なのか?いづれにせよ、アンノウンじゃないと。(もちろん、グロンギでもないと?)亜紀はついに、アギト捕獲作戦の発案者である北條にも襲い掛かる。ガードレールが生き物のように北條に巻きつく。おそるべし、亜紀の力。しかし、北條君はなんとも不憫。信頼していた上司は殺人犯だし、亜紀にはぼこぼこにされるし。
ピンチを救ったのは、皮肉にもアンノウンであった。亜紀を襲うアンノウン。そこに駆けつける翔一=アギト。アギトとアンノウンの戦いが始まる。
さて、真魚ちゃんは亜紀のアパートへ翔一を訪ねていた。しかし、そこに翔一はいない。そして、涼は何者かの命令によって立ち上がる。襲え!襲え!…。
鬼が原平原で巨大象発見なんて、いかにも眉唾な、某●京スポーツ風な新聞記事を信じて暴走しちゃうお子ちゃまメンバーふたりなのである。ダメジャン、これもう全然。いかにも罠やないの。みえみえの。もちろん、こんな罠をロウキが弄するはずもなく、案の定ツェツェとヤバイバのしわざである。このコンビの運転手・バスガイドぶりもまた、なかなかわらかしてくれるじゃないの。もう、完全に壊れてきてますな。バスオルグもイイカンジ。トトロの猫バスをちょっと思い出したりして。
しかし、強いぞ、ロウキとガオハンター。ガオハンターは3体合体という、ちょっと変則パターンなのだな。しかもひとりで操縦するし。でも、カッコよいから許す。ガオジュラフも取られちゃったのね…。
今回は、北條の推理が冴える好エピソード。
司の死んだ妹のさおり。北條をかばって右腕を撃たれ入院中に起こった殺人事件の犠牲となったのだ。その容疑者がさおりの元婚約者である花村…。その花村がさおり殺害の容疑者だったのだが、立証はされなかった。その花村は捜査中の司を見かけているようで、司が自分に復讐することをあらかじめ予期していたということか。
北條は、氷川が食べている、翔一の作ったピクルスサンドから、司と花村の関係に気がつく。司と北條がコンビを組んでいる時に、さおりが良く差し入れてくれたピクルスサンドと同じだったわけだ。ここから、あらためて証拠品を確かめ北條が導き出した花村殺しの真犯人は?。
現G3ユニットの解散を継げる会議に出席すべく、警視庁内を歩く司と北條。そして、歩きながら、北條は司に対して自分の推理を順序だてて話していく。そして、その推理の行き着く先は、真犯人は司。司もあっさりとその犯行を認めるのだった…。
自分の信頼する人を追及しなければならない、人としての哀しみと、法の番人としての警察官という立場にはさまれる北條。今回はそんな人間らしい北條を描いた好篇だと思う。なかなか面白かった。こういうドラマ的な面白さが、このアギトの魅力なのだろう。つうか、なんでこれを日曜日の朝7時半にやってんのよって気がするのだよね。
謎なのは花村が本当にさおり殺害の犯人であったのかどうかという点である。さおりとの思い出であるピクルスサンド、そのレシピが大事なものだからと翔一に託した花村は、決してさおりを憎んでいる様には見えなかったが。
あ、そういや、今回アギト出てたっけ…?(笑)。
つうことで、宝珠も取られちゃって強敵ロウキにぼろぼろって感じのガオレンジャーである。しかも、パワーアニマルまで持っててさ、さらには合体してガオハンターになっちゃうわけで。こりゃぁ、今までにない強敵だわ。ガオウルフ、ガオハンマーヘッド、ガオリゲイターのどれも悪げでいい感じだしねぇ。
どうやら、ロウキとの因縁は、テトムの先代の巫女であるムラサキが関わっている様で。この労きは、単なる強い敵じゃなさそうってとこが売りだよねぇ。
しかし、ツェツェとヤバイバの立場はどうなる…?