過去の特撮徒然草
日付順

1997 NOV



maxfacesDEC.6.1997 「ウルトラマンダイナ」 “月に眠る覇王”

前回とはうって変わって、シリアスめの展開。月地下に眠る謎の遺跡。といっても、モノリスがあったわけじゃなくて、そこは禁断の遺跡だったわけですね。初登場のGUTSディグで地下に潜るのは、宇宙考古学に強いカリヤ隊員。これは、“禁断の地上絵”での設定ね。そして、GUTSディグを作ったのは、天才科学者ナカジマ。このあたりのやりとりはお約束か。
謎なのは、月地下の遺跡で炎が燃えてるとこかな。あれはわからん。そんな謎を秘めた遺跡に眠るのは、なんと宇宙の王。いや、エグゾスじゃなくてイシリスというらしい。で、「宇宙人は乗り移る」という、宇宙の法則に乗っ取って、カリヤが乗り移られてしまうわけだな。
イシリスによって、月の重力が狂い地球へと落ちてくる!それを阻止せんと出動するいつものやつら。で、例によって怪獣出現で、アスカ変身。イシリスの造形とか、好きだなぁ。ミイラ怪獣って感じでね。そうそう、月にはガロア基地、健在のようだ。まだ、隊長はあの人なのかな。
地上では、いい宇宙人に乗り移られたTPC隊員がイシリスの弱点を教えてくれる。この、TPC職員、ハゼガワを演ってるのが佐藤祐介。なんか久々に見たなぁ。ダイナの活躍を見守るリョウとナカジマのやりとりとか、好きっす。
カリヤがなぜひとりで先に帰ってきたのか、とか、あの乗り移られた3人がどうなったのかとか、もう少し突っ込んで説明してくれるといいのだけれど。


maxfacesDEC.7.1997 「電磁戦隊メガレンジャー」 “キレてる! 青の恐怖ネジブルー”

メガブルー、またも受難。なんかこの人よく怪我してるような気がするなぁ。メガブルーを倒すことだけに固執するサイコキラー、ネジブルー。こいつに馬鹿にされプライドを傷つけられる瞬くん。そっか、瞬くん、そんなにプライド高かったのね。完璧主義者なのかな。
で、裕作兄貴との共同作戦がまた、びっくり。先ずは5人のメガブルーを登場させてネジレンジャーを撹乱。そしてそこに登場のネジシルバー。これには敵味方、そして見てるMAXもびっくり。結局、ネジシルバーは裕作兄貴の変装だったわけで。
なかなか楽しめるエピソードだった。で、次回はいよいよ人間に化けたネジレンジャーが登場だ!


maxfacesDEC.7.1997 「ビーロボ カブタック」 “抱腹絶倒ゴルフ対決”

ゴルフ対決カブー。ということで、予想通り、トンボーグもキャディ姿で登場だったぞ。いや、ビーロボたち、結構ゴルフうまいかも。ちゃんとクラブがボールに当たってるもん。ワタシゃ、ゴルフ苦手なので、感心してしまった。しかも、あんな変わりクラブで。あとねぇ、濁音禁止ホールとかねぇ。業界のコンペとかではたまにあるけど、なぜここでって・・・(;^^)。いや、もちろん、面白いから許す。


maxfacesDEC.12.1997 「ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!」

ついにカブタックがVシネマで登場!しかも豪華なゲスト陣。そして最強の敵、津田沼博士とAロボ軍団!見せ場の連続で楽しい作品である。
まず、役者では津田沼博士役の松尾貴史がいい!なんともいいぞ!ビーロボに対抗してAロボを作り出すマッドサイエンティスト、キレた芝居に爆笑である。もちろん、レギュラー陣も頑張ってるぞ。久しぶりに登場の中野巡査のへそ出しルックにクラクラだったり・・・。ゲストでちょっと出てるのが、「ビーファイター」の土屋大輔、「BFK」の中里栄臣、「ジェットマン」の岸田里佳、内田さゆり(なぜ今?(;^^))。そして、サンタクロース役で登場は、ガメラシリーズの浅黄役でおなじみ、藤谷文子である。
お話の方のなかなかのもの。津田沼博士とAロボに拉致された譲を助けるために集まった仲間、ビーロボたちの友情が泣かせる。特に3バカのコブランダー、ガニラン、スパイドン、いい味出してる・・・。それと、危機に駆けつけるシャークラーもなかなかオイシイ役回りである。
そして、このVシネマの目玉である、ブルービートとBFカブトとの共演。彼らの援軍も、世界観の繋がりとは関係なくいながらも違和感なく登場で、納得である。
そして、忘れてはいけないのが、やはりこの人、キャプテントンボーグである。この人なくして、カブタックは語れない。もちろん、この作品でも大活躍である。
クリスマスに家族でぜひ見てもらいたい。

「ビーロボカブタック クリスマス大決戦!!」(97東映) 監:渡辺勝也 特撮:佛田 洋 脚本:西園 悟 出:二見一樹、木村 雅、小出由華、松尾貴史、藤谷文子、志茂田景樹、土屋大輔、中里栄臣、鈴木ヒロミツ、向井亜紀、石井洋祐、国分佐智子、岸田里佳、内田さゆり、草尾毅(声)


maxfacesDEC.12.1997 「キカイダーメモリアル 25年目の再会」

これは、我々オールドファンには嬉しい企画。「人造人間キカイダー」と「キカイダー01」の総集編に、伴大介、池田駿介のふたりがナレーションを入れ、また解説をしてくれるというものである。しかも、巻末にはハカイダーの声を演じていた飯塚昭三も加えて、3人による対談である。伴氏、池田氏ともに若い!当時のジロー、イチローの格好で登場なのだが、いやまだまだ若々しいふたりである。もちろん、当時の映像と比べたら辛いところもあるけれど・・・。
キカイダーのすべてを90分で振り返れる、非常にお得なLDである。

「キカイダーメモリアル 25年目の再会」(97東映) 出:伴大介、池田駿介、飯塚昭三


maxfacesDEC.13.1997 「モスラ2」

初日第一回を見てきました。もう、毎年恒例の行事・・・。
さて、これが思った以上に面白かったというのが第一印象である。昨年の「モスラ」で思い切りがっかりさせられた(とはいえ、二見一樹という大きな収穫もあったのだけれど)わけだが、今年は違っていた。
何と言っても、物語を子供達だけの冒険談としたところが良い。特に汐里役の満島ひかりのかわいさには脱帽だ。その同級生の悪ガキ、ジャイアントとのび太みたいな二人の演技もいい。ストーリーはこの3人を中心に進んでいく。それに憎みきれない悪党二人がからみ、さらにエリアスとベルベラが。事件に巻き込まれていく過程に違和感が無く、スピードがあって見るものを飽きさせない。また、広大な遺跡内部のセットには驚かされる。子供達のひと夏の冒険、「グーニーズ」と「ホームアローン」を足したような物語だと言えるだろう。
と、いうわけで本編はとても楽しめる内容であった。が、しかし特撮は・・・。
去年同様モスラに生物感がまったくない。あの造形はやはり良くないよ。昔のモスラと比べるとよくわかるのだが、操演技術、造形技術ともに悪くなっている。飛行時の羽の羽ばたきとか足の動きとか、新モスラは人形然としているのが悲しい。また、水中モードは、一応許すとしても(まぁ、何で水中モードなんだろうって気もするけど(;^^))CGによるモーフィングがいかにもって感じで気持ち良くない。しかも分身までしちゃうんだから。なんで、無数のモスラに分身で来ちゃうわけ?こうなると生物感も何もあったもんじゃないか。元はと言えば昆虫怪獣であり、そのシンプルさがひとつの味だったとおもうんだよね、モスラって。光線出したり分身したり、もうなんでもアリになっちゃうとつらいよね。
さらにいまひとつなのが、敵怪獣のダガーラ。こちらもいまひとつ生物感がない。「モスラ」のデスギドラは結構行けてると思ったのだが。ピラミッドに突っ込むダガーラって、もう木偶人形としかいいようのない状態。これではちょっと・・・。やはり操演怪獣は難しいのかなぁ。空を飛ぶ怪獣の動きは、「ガメラ 大怪獣空中決戦」のギャオスがいいお手本だと思うのだが。あの程度の表現ができないのなら、やめた方がいいぞ。
苦言ばかり呈しても仕方が無いので、このあたりにしておこう。全体的には、楽しめる映画である。家族連れで見に行くにはいい作品といえるだろう。
また、例年あるはずの予告が、今回は無かった。しかしながら、舞台挨拶で、川北特技監督の口から「モスラ3もよろしく」といった言葉が聞かれた。多分、来年もモスラということになるのだろう。

「モスラ2」(97東宝) 監:三好邦夫 特技:川北紘一 出:小林恵、山口紗弥加、満島ひかり、島田正直、大竹雅樹、羽野晶紀


maxfacesDEC.13.1997 「ウルトラマンダイナ」 “優しい標的”

マイとリョウ、女性隊員がメインのエピソード。特に、マイ隊員の魅力爆発って感じかな。今回は、非常に良かったと思う。ストーリーの破綻も無かったし、マイの優しさ、リョウの優しさ、それぞれ違うのだけれど良く出てたのではないかな。
オーレッドの宍戸マサル演じる宇宙人シオンに想いをよせるマイ。そのシオンに敵対意識を持ちながら、マイを思いやるリョウ。結局シオンはやはり地球侵略を企てる宇宙人であり、マイは単に利用されただけだったわけだが。そのシオンを攻撃する「乙女の純情よ!」のリョウ隊員はよかった!シオンの宇宙船撃破のシーンでは、まさに拍手喝采である。あぁ、すぅーっとした(;^^)。リョウ隊員の台詞がとても効いてるよね。
シオンに操られて失神したマイ。sの目覚めを見やるスーパーGUTSの面々の優しさもよい。いや、なんとも微笑ましいというかなんというか。そして、あえてすぐにバレる嘘をつくリョウ。マイを思いやるためだけでなく、自分が信じたかったからだと、アスカに告白する、その優しさがうれしい。ちょっとじんとなるよね。
ナカジマのワンポイントギャグにも注目かな(^_^;)


maxfacesDEC.14.1997 「電磁戦隊メガレンジャー」 “ふりきれ! 邪悪な追跡者”

待ってました!いよいよ人間に化けたネジレンジャーが登場!おぉ、思った以上に美形なのね、彼ら。でもってネジイエローもなかなかイカスぜ。ま、個人的にはもちっとコワイおねえさんでもよかったような・・・。ボンデージ女王様みたいなね。理想はやはり七瀬理香様なのだけれども(;^^)。
オイシイとこは裕作兄貴が持ってくのね。裕作の機転によってピンチを救われたみく。メガレンジャー6人とネジレンジャー3人の戦いになり、お約束通りネジレンジャーは巨大化する。メガボイジャーとメガウインガーで勝利を収めたかに見えたのだが・・・なんとメガボイジャーを奪われるメガレンジャー。引きの終わりで、来週に続く!なのだ。


maxfacesDEC.14.1997 「ビーロボ カブタック」 “偽者カブタック出現”

カブタックがいっぱい登場!カメラについたスターピースのせいで、カブタックがどんどん複製されてしまうのだった。で、それとは関係無く、テントリーナやコブランダーたちがバイトしてる撮影所が火事。といっても、その原因はコブランダーたちなのだけれどね。で、火消し姿で登場のキャプテントンボーグ、相変わらずいいのである。 ま、いつも通り騒がしい中、無事火も消えて、スターピースももどきで、元どおりでめでたしめでたいなのだった。
えー、例によってコスプレするテントリーナが妙に艶めかしいんだよなぁ。


maxfacesDEC.20.1997 「ウルトラマンダイナ」 “激闘!怪獣島”

やはり、人知れぬ島には怪獣がいないとね。でもって、意味もなく戦ってなきゃダメですよ。しかも、その戦いで、主役怪獣の本当の強さがわかるというのもお約束だよ。それに、マッドサイエンティストがそっと怪獣を育ててるのも王道。この2ネタを組み合わせたのが、今回のエピソードと言うわけだね。
子供の頃見ていたウルトラマンでは、複数の怪獣が出てくる回って、なんか得した気分になったもんなんだよねぇ。今見ている子供達も、今回にはわくわくしてくれただろうか。とりあえずワタシはオトナだけど、わくわくしてしまったのだよ。シルバゴンもシルドロンもヤラレ怪獣という宿命ではあるのだけれど。とくにシルバゴンなんてティガでの登場時はヤラレ怪獣のガギを倒して強さをアピールしていただけに、哀愁がただよう(;^^)。でも、そのシルバゴンが「だるまさんがころんだ」に弱いというデータが、スーパーGUTSに引き継がれてるところは、ちょっとウレシイサービスだったかな。
でもって、せっかく手塩にかけて育てた怪獣ネオザルスに踏み殺されるマッドサイエンティスト、オオトモ博士もお約束でした。しかし、TPCってこういう人多いのかなぁ。タンゴ博士とか・・・。怪獣と戦うストロングタイプが、何故か光線技で止めを差したのは?なんか設定変わったらしい(;^^)。テレマガによると、あの光線ガルネイトボンバーシューティングバージョンというらしい・・・な、長い・・・。
ラストのハネジロー、ちょっとドキドキさせられたけど、これもお約束!いいんじゃない。激闘!怪獣島


maxfacesDEC.21.1997 「電磁戦隊メガレンジャー」 “負けない! 決戦はクリスマスイブ”

盗まれたメガボイジャーを取り戻せ!今回はネジファントム、ネジヴァルガー、ネジソフィア対メガボイジャー、デルタメガ、メガウインガーの巨大総力戦が見物。取り戻したと思ったメガボイジャーにネジイエローがとり憑いていたり、それを引き離すためのメガレンジャー達の活躍、そしてラストバトルは3対3の対決と見せ場の多いエピソード。
しかし、ネジレンジャーってこれで終わり?ま、そのかわりDr.ヒネラーがネジレジアを手中に収めたわけだけど、ちょっと物足りないような気もするぜ。人間体5人対5人の戦いも見たかったよなぁ。


maxfacesDEC.21.1997 「ビーロボ カブタック」 “北京原人パニック!!”

映画タイアップで、ついに北京原人が登場ウパー!。って図鑑についたスターピースのせいで現われるんだけど。しかし、今回の譲君のパンツ一丁の演技にはわらったです。なんかこの子、とんでもないことばっかやらされてるような気がするよなぁ。
それと、ダンゴロン、ついにカブタックの仲間になりましたなぁ。そりゃシャークラーにあんなことされちゃ、いくら何でも・・・。シャークラー、やっぱ悪い奴やねぇ。


maxfacesDEC.27.1997 「ウルトラマンダイナ」 “幽霊宇宙船”

謎の宇宙船から発せられる光線によって、次々に魂を抜かれていく人々。そして、犬を助けに行く少年を救うために犠牲になるリョウ。ま、今時犬を救いに行く少年っていうのも、ちょっとどうだかって気もするけど。謎の宇宙船の巨大感と無気味さはよく描けていたと思いますねぇ。結構コワイ。あれに、宇宙船の内部の操縦席のゾンビ宇宙人もなかなかコワイ。子供はあれ見たら夜トイレ行けんぞぉ、きっと。
結局ミイラ取りがミイラに、じゃなくてゾンビ取りがゾンビにされてしまい、コウダもアスカもやられてしまうわけですな。でも、アスカはしぶとく「まだやりたいことがあるんだよぉ!」の声でダイナに変身。等身大のダイナの登場って初めてだったかな。しかし、最近リーフラッシャーあまり使わんような気もする。
宇宙船は怪獣ゾンバイユに変身。この怪獣ゾンバイユ、なかなかいい造形だと思う。人がふたり入るタイプの大きい怪獣。元の宇宙船のフォルムを活かしながらうまく怪獣化してるのは、リガトロン同様でよい。ダイナがゾンバイユにまたがって応戦するところなんかは、往年のウルトラマン対ドドンゴの戦いを思い出させるなぁ。と思ったら特撮佐川さんか。
ゾンバイユにまたがったまま自らを爆発させて倒すダイナ。ふたたびその勇姿を現わした時には、手にゾンダー核じゃなかったプラズマエネルギー塊を持っていて、そこから人々に帰っていくプラズマ。当然リョウも目をさますのであった。うーん、レオタード姿のリョウ隊員が・・・(*^-^*)。
ラストのお約束、アスカのお気楽シーンも悪くない。特にスーパーGUTS隊員達、それぞれの個性が出ていてよかったのでは。やっと、彼らの味が出てきたような気がする。


maxfacesDEC.28.1997 「電磁戦隊メガレンジャー」 “お気楽! 健太の年越し騒動”

総集編、ですね。本編は新撮だけど、特撮はすべて過去のものでした。
しかし、こうやって見ると主役5人+1人のキャラが良く立ってていいよねぇ、メガレンも。特に今回の話の中心になってる健太なんか、おバカ丸出しで楽しい。カーレンの恭介とある意味、いい勝負でしょう。あ、メガVSカー、楽しみになってきた。もちろん、他のメンバーもいい。耕一郎の割烹着なんて、もー狙ってますもんね。あれで、ツボにはまった人、絶対多いと思うよ。
年が明けると、いよいよ終盤。次の戦隊の噂もちらほらなんだけど、彼らの楽しい活躍を最後まで見たいもんです。


maxfacesDEC.28.1997 「ビーロボ カブタック」 “お嬢の福引き必勝法”

お嬢が帰ってきた!またも登場のお嬢、となるとライバルの小百合ちゃんとの対決だぁ!
何故か福引に燃えるお嬢。しかも、コブランダーたちの欲しい商品は、カップラーメン1年分。お嬢、お金持ちなら、そのくらい買ってやれッつーのに。
しかし、今回のツボその1は、お嬢の特訓シーン。やはり、対決となれば特訓。これヒーロー番組の鉄則だよね。何故だかヒーロー風コスチュームに見を包み、「重甲!」ポーズをとるお嬢がイケてます。
そして、今回のツボその2は、お飾りを売るキャプテントンボーグ。福引場でお飾りを売ってる人が、どうも画面の隅で怪しい動きしてんなぁと思ってはいたのだけれど・・・。なんと、トンボーグはじめから出ずっぱりと言うことだったのか!あんた、暇なのね(;^^)。やられたっって感じ。


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